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男が陸遜のこめかみに銃をつきつけた。
「へっ、お前が俺を撃ったらこのガキも一緒に道ずれだぜ」
その言葉に、甘寧がもつポルトバイソンは揺らぎもしない。ただゆらりと目の前の男をにらみつけている。
風が大地を撫でる。
その音が陸遜の耳には不気味に響いた。
「甘寧殿、撃ってください。私が死んで貴方が生きるなら本望です」
「うるせぇな!だまらねえと頭ぶち抜くぞ」
その言葉は脅しではないようで、男の引き金を引く指に力がこもった。
「俺は、俺が愛するものを死なせはしない」
絶望的な状況下、甘寧の声はなぜか澄んでいた。
それを虚勢ととったのか男は鼻で笑った。
「じゃあお前のとるべき道は一つしかないわけだ」
胸をそらした男はさげすむように甘寧を見た。

「銃を捨てろ」

じっと纏わりつくような沈黙のあと、甘寧は無造作に銃をほおった。
「はっ」
男の笑い声と、銃が地上に落下する音、そして一発の銃声は陸遜の耳にほぼ同時に聞こえた。
いままで自分を拘束していた腕が解かれ、男は後ろに倒れる。
さきほどのほんの一瞬で眉間を射抜かれたようだ。

「言っただろ、俺は愛するものを死なせはしねぇ、ってな」

あめぇんだよ三下、と笑う甘寧に陸遜は駆け寄った。
「お帰り、お姫さん」
「私はあそこで死んでも、おそらく後悔しませんでした」
言葉を切ったタイミングを見計らってか、甘寧の腕が陸遜に伸びてきた。
「でも、すごくうれしかったです」
「ああ」
「助けてくれて、ありがとうございました」
「どういたしまして」
おどけて笑う、甘寧の後ろには真っ赤なきれいな夕日があった。


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チャチャチャ チャチャ チャチャチャ~ン♪
チャラララア~ン♪
アスファルトタイヤをきりつけながらー

と続きます。
はい、さえばさんな甘寧殿はさぞかっこういいだろうという自己満足です。
かっこよくないですか。
つか、この配役はまりやくじゃね!とひとりで満足してます。
髪のセットに時間がかかるりょうちん→甘寧殿
頭脳派かおる→陸遜
海坊主→典韋
もっこり攻撃をハイヒールで撃退する依頼人→甄姫
いいんじゃな~い

わりといつもやられる三下は凌統でいいんじゃないでしょうか。
しいたけてんぷらは凌統と司馬いじりに命を懸けます。

むらむらしたらまたやります。
つーかわたしシテーハンター大好きなんです。
 

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