以前すげー萌えた甄姫と陸遜主従の話がまた再燃しました。
依然書いたのを思い出しながらちょこちょこ書こう思います。
テーマは「甘寧殿を嫌いな陸遜」と「ドS甘寧殿」と「かわいそうな甄姫」です。
ドS甘寧、最強だと思います(真顔)
人物紹介
甄姫→ある国の姫。甘寧に滅ぼされ甘寧軍の捕虜になる
陸遜→甄姫の護衛兵。甄姫とともに捕虜になる
甘寧→侵略軍の王様。鬼畜。ドS。でもバカ
曹丕→侵略軍の軍師
バチョ→侵略軍の大将。強い。
以上です。
時系列はまったく無視で書きたいとこだけ書くというまったく優しくない仕様でいきます。
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堂下に引き据えられた甄姫は息を呑んだ。
うちしおれた彼女をまったく冷えた双眸が見つめているのだ。
戦が終わり、この場へ連れられてくるまでに何人の男たちの目にさらされてきた。その目は欲望や哀れみなど、確かに一様に表情を映していた。だが、いま甄姫の目の前にいる男はそれがまったくない。
ただ能のような顔で甄姫を見ているだけに過ぎない。
戦で負けた国の女は自動的に勝利国のものに帰属する。
おそらく甄姫も王の妾に加えられるものだと思っていたが、目の前の能面を見ているとそうは言い切れないようだ。
甄姫は無意識に右手を撫でた。
自軍の敗北が決定したときに自害しようと喉に剣をあてた。それを近衛兵の陸遜が右手をつかむことで阻んだ。
あの時、確かに死ぬ覚悟は決めたはずなのに、いま、死の恐怖に背筋を震わせている。
(生きてください)
くしゃくしゃに歪んだ陸遜の顔が頭から離れない。
もしここで死んでしまったら陸遜はやはり顔を歪めて泣くのだろうか。
甄姫は想像をしてみて、それはそれは恐ろしいことだと思った。
あの優しい子供が泣くなんて許されない。何より自分が許せない。
だからあの時剣を捨て、恥辱を覚悟でこの場にいるのだ。
生きるために、甄姫は静かに涙をこぼした。
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どっかで見たことある!と思ったらこれ平治の乱が終わったあとの平清盛と常盤御前(義経ママ)ですね。
このあと清盛は女の涙にだまされて、常盤を許し、さらに義経兄弟の命を助けてしまうというわけです。
しかし甘寧殿はそんなことなーいと思います。
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