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横でその光景をみていた曹丕は背筋に冷たいものを感じた。 はらはらと、壁のような粒の涙をこぼす亡国の婦をまえに甘寧は温度のない表情を浮かべているのだ。 まるで物を見るような表情で、そこにはひとかけらたりとも感情がない。 うちひしがれた真冬の花のようなその姿に、曹丕は心を痛め、手を伸ばしたいと思わずにはいられないのだが、彼の前にいる主・甘寧はそのような感情は微塵も感じさせずに、ただ見ている。何もいわずにただ捕らえられた女に視線を向けているのだ。 いままでいくつもの国を侵略してきた。 亡国の妃妾は残らず王である甘寧の後室にいれられてきた。当初はこの女も先の女たちと同じ運命をたどるのであろうと考えていた曹丕の考えは甘寧の表情でくつがえされた。 彼女たちと目の前で泣く女の違いはなんであろう。 白いうなじをこちらに向けるように涙をこぼす姿を見て考える。 真っ先に思い浮かぶのはその容姿だ。 先に捕らえられた女たちよりも格段に美しい。 絵画から飛び出したかのような、完璧なまでの美貌だ。もしかしたら、曹丕が今まで見てきた女性の中で一番美しいかもしれない。 曹丕の頭に、女よりも美しい人を思い描くことができなかった。 しかし他の女たちとの相違といったらそのぐらいだろう。 捕らえられ、命乞いのために泣く女など幾千といる。むしろ泣かない女のほうが珍しい。 家柄も亡国の姫など後宮にはいくらでもいる。 この女の国の家柄もさほど高くはない。その振る舞いから教養は感じさせるが、事前に調べたところ土着の豪族が権威をもち、やがて国を持つようになったようだ。 あれこれ曹丕が思案を重ねていると、甘寧が女に近づいていった。 「女の武器は涙、だったか」 「おたすけください・・・・」 か細い声で女はそういった。 甘寧は無造作にかがみ、うなだれている女の髪を掴み、無理やり表情をあらわにする。 赤くはれた目に、上気した頬が壮絶な色気を持っている。 寄せられた眉やかみ締めて白くなった唇、震える指先、すべてが彼女のいまの恐怖を物語っているのだろう。 曹丕は息をつめた。 そのぐらいその女は壮烈だった。悲しみ、恐怖、色気がないまぜになって、むせ返るような女のにおいがあたりに立ち込める。 しかし、甘寧は興味をなくしたようにその手を離した。 糸が切れた人形のように力が抜けた女に甘寧は問いかける。 「おまえは、だれを待ってんだ?」 その声に、顔を上げた女の目に一瞬畏怖が宿った。 この場にいた誰もがその一瞬を見逃しただろうが、おそらく甘寧と曹丕だけは気がついた。 「国を失い、家族を失った私が誰を待とうというのでしょうか。私は、あなたにすがるほかないのです」 かすれる声を女は発したが、先ほどの畏怖は甘寧の言葉を肯定してしかるべきものだった。 (なにかある) 初めて曹丕は女に疑念を抱いた。 もしかしたら目の前の女はとんでもないものを抱えているのではないだろうか。 国を預かる執政として、一抹の不安がよぎる。 そして、王である甘寧はこの女をどうするのだろうか。 いつの間にか女は曹丕を見ていた。 深淵をたたえるその瞳に、まるで吸い込まれるような錯覚を覚えた。 ――――――――― それってこいってやつなんじゃなぁ~いっていうソヒさまと甄姫バージョンでした。 甘寧殿ドSぅ! ちなみに普通にうちのサイトの方針と同じように甘陸と丕甄で考えてます。 いざかいてみたらいつもと同じようにソヒ様→甄姫ですけど!そのうち幸せになるよソヒさま
絵チャしたい です。猛烈に。 どなたかお付き合いくださる方いませんか? 月 曜 の 夜 に 土日休みでない我が体を呪うばかりです・・・ そしてまだペンタブがないという貧乏な私!